りんご飴


その日が終わり家に帰って泣いた。


声を押し殺しながら泣いた。



泣いた。



泣いた。



どうしてなくの。



ねぇどうして泣くの私。



久しぶりに泣いたんだ。あの人のことでは泣かない。

そう決めていたのに……。

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