りんご飴
颯斗,美音菜side


「颯斗!」


私はそう呼びながら約束の場所へと急ぐ。
人影が見えた。


それは間違いなくあの人の姿で。


見間違えるはずない。


大好きな人だから……


「はぁ…はぁ……」


「美音菜?」


「そう…だよ?」


「約束の場所。覚えててくれたのか。」


「当たり前だよ…」


「えーと…彼氏は?」

< 85 / 100 >

この作品をシェア

pagetop