はじけるピンクの恋心
「遅かったけど、何かあったの?」
プシュっと缶のココアを開けながら話す白木。
「うん、あのね神崎に会ったよ!」
「拓也いたの?意外だね。」
そんな会話を交わしているとブザーが鳴り館内が暗くなった。
そしてスクリーンに映像が映し出される。
「あ、始まったね!」
「俺、途中で寝るかもしれない・・・。」
なんて言っている白木を可愛く思いながら、あたしは映画を見入った。
今、話題となっているだけあって映画は面白くてハマってしまった。
「山村、ヤバイ・・・。」
「えっ?どうしたの白木?」
小声で尋ねた後には、もう遅かった。
白木がガクンと頭をあたしの肩に乗せて眠りについてしまったのだから。
「え!ちょっと、白木・・・!」
初めてのデートに予想外の展開に心臓は張り裂けるぐらい速く鼓動している。
それからというもの映画には集中できずに隣で寝ていて、頭をあたしの肩に乗せている白木にドキドキだった。
チラッと白木を見ると鼻血が出るんじゃないかと思うほどのカッコ良い寝顔で、すぐに顔を逸らした。
だけどもう1度見たくて、白木を見つめる。
黒縁メガネの奥から見える瞳。
あたしの肩にサラリと当たる少し茶が混じった髪。
あたしもヤバイかもしれない・・・。
こんなに間近で白木を見ると白木に吸い込まれそう。
なんて思っていると、あたしもいつの間にか眠りについていた。
プシュっと缶のココアを開けながら話す白木。
「うん、あのね神崎に会ったよ!」
「拓也いたの?意外だね。」
そんな会話を交わしているとブザーが鳴り館内が暗くなった。
そしてスクリーンに映像が映し出される。
「あ、始まったね!」
「俺、途中で寝るかもしれない・・・。」
なんて言っている白木を可愛く思いながら、あたしは映画を見入った。
今、話題となっているだけあって映画は面白くてハマってしまった。
「山村、ヤバイ・・・。」
「えっ?どうしたの白木?」
小声で尋ねた後には、もう遅かった。
白木がガクンと頭をあたしの肩に乗せて眠りについてしまったのだから。
「え!ちょっと、白木・・・!」
初めてのデートに予想外の展開に心臓は張り裂けるぐらい速く鼓動している。
それからというもの映画には集中できずに隣で寝ていて、頭をあたしの肩に乗せている白木にドキドキだった。
チラッと白木を見ると鼻血が出るんじゃないかと思うほどのカッコ良い寝顔で、すぐに顔を逸らした。
だけどもう1度見たくて、白木を見つめる。
黒縁メガネの奥から見える瞳。
あたしの肩にサラリと当たる少し茶が混じった髪。
あたしもヤバイかもしれない・・・。
こんなに間近で白木を見ると白木に吸い込まれそう。
なんて思っていると、あたしもいつの間にか眠りについていた。