はじけるピンクの恋心
「あたし、この水着にするよ!梓ちゃんは薄いピンクの水着が似合うと思うよ?」


あたしは梓ちゃんが選んでくれた白くてシンプルな水着を買う事にした。
そして梓ちゃんも、あたしが勧めた薄いピンクの水着を買うそうだ。


お会計を済ませてショッピングセンターから出る。

出た瞬間、暑い空気で嫌になった。



「暑いねー。海ってバスで行くのかな?」


隣で手で顔をあおいでる梓ちゃんに問い掛けた。


「神崎くんが、お父さんが連れて行ってくれるって言ってたよ!」


「そうなんだ!神崎のお父さんに感謝だね。」


そして梓ちゃんと別れ家に帰った。


夕飯も食べて、お風呂も歯磨きも済ませて自分の部屋で寝ようとしていたら携帯が鳴った。



この着信音はメールだ。


光るディスプレイには[神崎拓也]の文字。
神崎からのメールだ。


受信ボックスから神崎のメールを開くと明日の待ち合わせ場所と時間が書いてあった。



[明日は朝の8時に俺の家に集合!]


神崎からのメールは、あたしと梓ちゃんと白木に一括送信されたものだった。
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