はじけるピンクの恋心
朝の８時か･･･。
明日は早く起きないといけないって事か。


そう思ったあたしは目覚ましを６時にセットして部屋の電気を消して普段より早く眠りにつく事にした。


何だかんだ言って明日が楽しみなあたしは、すぐに眠る事ができた。


･･･―

〜♪


携帯から明るいメロディーが流れる。
昨夜セットした携帯の目覚まし時計の音だ。


重い瞼を開き、ふぁーと欠伸をして布団から出て朝食を食べにリビングへと向かった。


「あ、おはよう紗奈。今日は梓ちゃん達と海に行くんでしょう？」


リビングには早々と朝食の用意をしているお母さんの姿があった。


お母さんは、いつも早起きで尊敬してしまう。


「うん！たぶん夜遅くなると思うから！」


そう言うとお母さんは「気をつけて行くのよ。」と優しく微笑んだ。


そして朝食を食べ終わり、昨日買った水着や女の子に欠かせない日焼け止めなどを鞄に入れて支度を済ませた。


７時半になり、あたしは鞄を持って家を出た。
待ち合わせの神埼の家に行くためだ。


もう皆、神崎の家に着いてるかな。
梓ちゃんは着いていても、意外と時間にルーズな白木は来てないだろうな。


そんな事を思いながらも思ったより早くに神崎の家へと着いた。
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