アイドル様の秘密【上】



「ん……。」


カーテン越しに優しい光が漏れる朝。


隣に灰夜はいなかった。



「灰夜…?」



「若頭なら仕事ですよ飛沙さん。」


「神塚…。」

「準備が出来てますよ。学校に行かれますよね?」

「もちろん。今学校が楽しいからね!!」


笑顔で答えた。


嘘なんてない。



楽しい。
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