アイドル様の秘密【上】


幸せ沢山の日常。


〝プルル…プルル…〝


「?誰の携帯?」


七果が言う。


「僕のじゃないよ~」

「あたしも。」

「俺もだ。」

「うん。」

口々に言う。


「あっ…私のかも…」


飛沙はそういい机に走った。


「もしもし?」


『飛沙?』


「どうしたの灰夜?」


『今日、夜どこか食べに行くか?』


それは、飛沙の両親が亡くなって以来初めてだった。

しかし、飛沙は…

「二人で?」
< 107 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop