アイドル様の秘密【上】
学校から数分でつく事務所前。
「やば…緊張してきた……」
ふと、梓奈が言った。
「緊張しなくて大丈夫だよ。優しいから!!」
飛沙はそう言って階段をどんどん上がっていく。
〝ガチャっ…〝
「ただいま灰夜。」
「おかえり。」
椅子に座って微笑み言う。
「は、初めまして!!飛沙さんと仲良くさせていただいている川場 梓奈と申します!」
「は、初めまして!!飛沙さんと仲良くさせていただいています端浪 七果です!!」
二人の挨拶を見て灰夜は笑った。
「そんなにかしこまらなくて良いよ。俺らはそこらへんとは違うから。」
「あ…有難うございます…」
梓奈が言う。
「梓奈ちゃんと七果ちゃんだったよね?俺は飛沙の兄の灰夜。よろしく。」
「「よろしくお願いします。」」