アイドル様の秘密【上】
「とりあえずお腹すいたでしょ?どこか食べに行こうか。」
灰夜はコートを着て言った。
「何かリクエストある?」
「得には…嫌いなものもないです。」
梓奈がしっかり答える。
「私もです!!」
「飛沙、なんか食べたい?」
「うーん……いつものところでいいんじゃない?」
飛沙はそういい笑った。
「そうだな。」
事務所から四人は出て、車で移動していた。
「なぁ七果…」
「なに梓奈?」
「飛沙の兄貴かっけぇな……」
耳打ちのこしょこしょ話で話す二人。