アイドル様の秘密【上】
「なんでって…さぁ?」
飛沙が首をかしげるとひとりの女店員が話しかけてきた。
「お嬢様お久しぶりです!!」
「あぁ…久しぶり。」
「ご注文は何にしますか?」
「いつもので。」
「かしこまりました。そちらのお二方は?」
「えっ!?あっ…えっと………!?!?」
メニュー表を見た梓奈と七果は驚愕した。
ほとんどの料理がすべて3000~10000だったのだ。
「………サ、サラダで……」
「わ、私も…」
「二人共遠慮しなくていいよ。全部灰夜が払うんだから。」
飛沙はそう言ったら逆効果だった。
「な、尚更だよ!!」
「そう?お腹すくよ?」