アイドル様の秘密【上】
「何?ねぇ七果どうしてあの人は梓奈を知ってるの?」
飛沙は七果に聞く。
「さぁ?わからないな~」
いつもなら何でも答える七果が今日に限って何も答えなかった。
「こちらです。」
男性が開けたドアの向こうにいたのは……
「なんで優翔がそれを持ってるわけ!?それ僕のなんだけど!!!」
「うるせぇな…。いいだろ?」
「ったくうるさいよ利樹。」
「月祈は黙っててよ!!これは僕と優翔の問題なんだから!!」
「「「……」」」
「申し訳ありません……うるさいですよ!!お客様がお越しいただいているんです!!」
男性は声を張って騒ぐ奴らに言った。