アイドル様の秘密【上】
「いや…この人たちこの前見たなぁ…って…」

飛沙が指をさした人達を神塚は見る。

「あぁ…この人達ですか。

最近人気が出てきたアイドルですよ。」

「アイドル…へぇ~…」

「興味がお有りなんですか?」

神塚が聞く。

「ん~…少しね。」

飛沙は笑顔で言った。

「そうですか。」

神塚は少し笑い部屋を出た。

「アイドルか…。調べてみようかな…」

飛沙は戸棚からパソコンを取り出した。

『こんにちわ!僕たちDragon★coolです!

リーダーの遊龍だよ!君だけの笑顔がみたいな。』

テレビでそう言う男の子。

「Dragon★Cool…」

飛沙はパソコンに向かい調べ始めた。

...............数時間後..................

「う~ん…」

唸る飛沙。

お茶を持ってきた神塚は聞く。

「どうしたんですか?

テレビつけっぱなしでパソコンと向き合うなんて…」

「あぁ…神塚。

いや、Dragon★Coolの事を調べようと思ってさ…。」

「そうですか、でもなぜ唸ってたんですか?」

「なんも出てこないんだよね~…。」

「それはそうですよ。芸能人なんですから。

セキュリティが厳しいのは当たり前ですよ。」

「そうだけど、ここなら情報網が達者じゃん?

だから本名とかもわかるかなって…」

飛沙が言う。

「試しに違う芸能人とかを調べてみたらどうですか?」

「そうだね。……って誰を?」
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