アイドル様の秘密【上】
私の考えを読んだのか灰夜はニコッと笑った。


「香菜さん……」


香菜は飛沙の声に笑顔で答える。


「ごめんなさい…。元は渡せません。

元は私と神塚と一緒に歩むんです。」



「そう……じゃぁ…教えられないわ。」

香菜はそう言って飛沙と灰夜の横を通り過ぎていった。

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