さちこのどんぐり
翌日、帰りにコンビニに寄ったとき
なぜか、その猫のことを思い出した奈津美はネコ缶を買って帰った。
駅から離れ、街灯と付近の家の窓から漏れる明かりだけの
ちょっと薄暗い道を歩き、
次の角を曲がると自室のあるアパートだ。
「今日もいるかな?」
奈津美が、そう考えながら部屋の前に着くと
「にゃー」
いた!
アパートの部屋の入口脇にある塀の陰から、
かわいい丸い目で奈津美を見ている。
でも、相変わらず警戒して近寄っては来ないんで
しかたなく玄関口にネコ缶の中身を紙容器に入れて置いておくことにした。
翌朝、
奈津美が学校に行こうと玄関出たら
空になった紙容器と、なぜか
「どんぐり」が一個落ちていた。
なぜか、その猫のことを思い出した奈津美はネコ缶を買って帰った。
駅から離れ、街灯と付近の家の窓から漏れる明かりだけの
ちょっと薄暗い道を歩き、
次の角を曲がると自室のあるアパートだ。
「今日もいるかな?」
奈津美が、そう考えながら部屋の前に着くと
「にゃー」
いた!
アパートの部屋の入口脇にある塀の陰から、
かわいい丸い目で奈津美を見ている。
でも、相変わらず警戒して近寄っては来ないんで
しかたなく玄関口にネコ缶の中身を紙容器に入れて置いておくことにした。
翌朝、
奈津美が学校に行こうと玄関出たら
空になった紙容器と、なぜか
「どんぐり」が一個落ちていた。