闇黒竜 ~1000年の時を越えて~
黒い石(6歳)
【黒い石】
「イヤァァァァァァーーーッ!!!」
「キュィッ、キュゥーーーッ!」
目の前には燃え盛る炎の海---
私は必死に煙を手で払いのけた。
それでも辺りに充満している煙が、私を次々と襲う。
苦しいよぉ---
呼吸をすると煙も一緒に吸い込んでしまうから苦しいし、熱風のせいか喉が焼けるように熱い…
後悔だけが後から後から押し寄せる。
こんな事なら『炎の魔法』の練習なんてしなければよかった…