あなたの優しさが…雅樹の想い




「美咲ちゃんは元気にしてる?」



『…はい…』


「なんだい、その返事」


俺の言い方に

志乃さんはピンときたらしい。


だから全て…

調べたことを話した。



その間、志乃さんは

お茶を飲みながら

黙って聞いていた。




『これからは、俺が守りますから』



そう言い終わると

湯呑み茶碗を置いて

俺を真っ直ぐ見てくる。
< 47 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop