生意気毒舌年下男子
☆☆☆
時は過ぎ、お昼の時間。
3時間目辺りからお腹のなっていたあたしは、ウキウキ気分で4時間目の授業の教科書をしまった。
「雫ーお昼食べよ!」
立ち上がって雫の席へ向かう。
あたしの脳内から、先ほどの動揺は消えていた。
「幸来ちん~」
いきなり雫が“この世の終わりだ~”と言う顔をしながら、あたしに話しかけてきた。
酷いこと言ったかもしれないけど、それしか例えられない…。
「ど、どうしたの雫!」
「お弁当忘れた~」
「じゃ、じゃあ食堂行こう?
あたしも一緒に行くからさぁ!」
「幸来ちん!
ありがと~愛してる~!!」
雫、面白いなぁ。
あたしは鞄を持って、教室を出た。