家族という名の宝物
再会
「さがしたわよ〜さっ帰ろ」
か……える?
「未来、早くしろ〜」
やだ、やだやだやだ!
「あの、やめてもらえます?どうみても
こいつ嫌がってってるし。」
桐……
「…僕たちはこの子の親だ!大体、君は
だれだ?」
「音無桐です。」
「音無…桐?もしかして、桐くんかい?」
え…なんで、桐を知ってるの?
「はい。お久しぶりです、峯岸さん」
「そっか。おっきくなったんだな」
なんで…私なんかいないみたいに
桐と話してるの……?
「峯岸さん。貴方達は、未来を捨てておいて、親なんて言えるんですか?」
「っ…未来!お前、桐君にいったのか⁉︎」
「……」
「なんとかいえ!みら…」
「未来!行くぞ!」
え…
桐が私の手を引き走り出した。