家族という名の宝物

「適当に座って。」

「うん」

桐がストレートティーを
持ってきてくれた。

「…桐、はさ…。なんでお母さんたちのこと知っていたの?」

1番、聞きたかった。
だって、久しぶりとまでいってた。

「…俺は、音無財閥の跡取り息子だ…」

音無……財閥

峯岸会社の……

「峯岸会社と俺の両親は仲が良かった。そのせいか、家族ぐるみの付き合いもしていた。……俺と未来は、幼なじみ」

幼なじみ…?

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