誠の華-アサガオ-
雪は平助と二人掛かりで宗次郎を潰しにかかった。
「二対一なんて卑怯だ!!!」
「ふふっ、ごめんね宗次郎」
呆気なく脱落した宗次郎。
そして山南が隙をついて平助に雪玉を当てた。
「油断大敵ですよ」
原田と永倉が戦っている間に勇、土方、山南、雪は攻防戦を繰り広げていた。
「いいか雪、俺の言う通りに動けよ」
土方に耳打ちされ、私は頷くと白熱した戦いを繰り広げる永倉、原田の側にそっと近づいた。