誠の華-アサガオ-
「お汁粉九杯ください」
勇が代表して注文し、お汁粉が届くと体の芯から温まった。
「勝負後の甘味は別格だね!しかもタダ!」
「雪のおかげだ」
「違うよ、歳さんの作戦が良かったの!」
「まぁそれもそうだな!」
盛り上がる雪と土方の横では永倉、平助がお汁粉に入っている団子の取り合いをしていた。
「新八さん、俺の団子取るなよ!!!」
「早くに脱落したお子様は黙って活躍した俺に団子を差し出せ!!」
「何をーーー?!」
ガゴンッ ガゴンッ
2人の頭に拳骨を落としたのは勇だ。