誠の華-アサガオ-




「大丈夫かな…」



「一君のこと?」




宗次郎の声にそっと頷く。



何だか嫌な予感がする。



まだ外も明るいし、散歩がてら出掛けてこようかな。




「宗次郎、少し散歩しに行かない?」



「今日の稽古はいつもより厳しくて疲れてるから嫌だ」





雪はそんな宗次郎の言葉を無視し、無理矢理連れ出した。




外に出る途中、運良く(悪く?)雪達と遭遇した平助も強制連行されていた。




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