誠の華-アサガオ-
雪が出て行った後、2人は縁側に座って話し込んでいた。
「雪は周助先生を喜ばせたいって言っていたけど…雪があんなんじゃ周助先生は喜ばないよ」
「先生は雪に幸せになってもらいたいって言っていたもんな」
そんな二人の会話を聞いていた者がいた。
「その通り」
「「周助先生?!」」
「実は彼について情報が入ったんだ。お雪はもう出掛けたのか?」
「はい、これから川田さんに会うと言っていました」
宗次郎がそう言うと周助は顔を険しくさせた。
「2人は今すぐ歳三を連れてお雪を探しに行きなさい。でないと雪は…
ーーーーーーーー殺されてしまう」