誠の華-アサガオ-
「つねさんが来てから飯も前より豪華になったし華があってもちろん良いんだけどな〜」
「大体稽古後は必ずいつもお茶とお団子の時間があったのに最近じゃ稽古後はすぐ勝手場に飛んで行っちゃうんだもん」
団子を片手に文句を垂れながら縁側で足をぶらつかせる2人。
そんな嘆きを聞いていた勇と土方が背後から2人の頭をくしゃくしゃに撫で回した。
「なんだ、お前達。つねに雪を取られて妬んでいるのか?」
「18、16になった男が可愛いこと言うじゃねえか」
「わ、歳さん!やめてよ!!」
4人で戯れていると御膳を持ったふで、つね、雪が勝手場から出て来た。
「ほら、段取りできたからみんな広間にいらっしゃい」
ふでに急かされみんなで広間へ向かった。