いつだって、ヒーロー。



「………………そっか」



もっと他に言えることがあったはずなのにさ、これ以上何も言えなかった。


バカだ、俺。


これなら聞かなきゃよかった


って思ってしまう。


カランカランと下駄の音をさせて去って行った。


女の子を1人にするなんて、それもいずなのに追いかけることができなかった。



下駄の音が俺のこの想いを終わらせた。




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