いつだって、ヒーロー。
爽太が気晴らしにって誘ってくれた。
まあ夏といえば海だしな!
ぱあっと遊ぶか!
「お前が決めたんだろ?くよくよしても諦めつかねーぞ?ほら、行くぞ!」
寝転がる俺わ無理やり起こして海へと引っ張る。
「うっ…………うおおおおおおおっ!」
やけくそになって大声を出しながら走る。
そのまま海に飛び込む。
バシャンと海水が飛び散る。
飛び込みは危ないですよ〜と、注意をされたけど、そんなもの右耳から左耳へと通り抜ける。
暑い今日にこの冷たさはピッタリだ。
「あ〜気持ちいい」
両手で海水をすくって上へ投げる。
太陽の光が散らばったそれをキラキラ光らせる。