いつだって、ヒーロー。



「なあ青」


「ん?」


爽太の顔を見ると少しオレンジ色に染まっていた。


「お前…本当にいいんだな?」


「何が?」


「さっき言ってたこと」


コイツが言いたいことは、なんとなくわかってる。


「…爽太さ、海に誓ったよな?」


爽太から目をそらして夕日を見る。


「じゃあ俺は夕日に誓うよ?」


大きく深呼吸をする。























「……………田渕と付き合うって」


















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