いつだって、ヒーロー。

青くんは前と同じ電車に乗る。

さすがに車両は違うけど、降りるといつも私の5mくらい前を歩く。

そして下駄箱で隣り合う。

それでも何もなくて。
話すことも見つめ合うこともなく。

いつも私より早く履き替えるその背中を私は、ただボーッと眺める。
毎日、毎日、


ごめんね


って心の中で言いながら。




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