眠らぬ場所で会いましょう
「年下ねぇ…」




私の小さな呟きを、隣の友人は聞き逃さなかった。






「なーにー! もしかして、あんたも年下と付き合ってんの?」




「違うっ! ただ、どんな感じなのかなーって。」




「ふーん。まぁ、あんたは昔から、年上ばっかだもんね。」




確かに今までは、そうだった。




勝手に納得して、話題を変えてくれたのには助かったけど。






絶対、言えない。




今、誰を思い浮かべたかなんて。






真弓が10歳年下とねぇ…





いや、彼は10歳どころじゃないでしょ。





コラコラ。





何を考えてるんだね、あたし。







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