いつかきっと越えるから
☆ギャンブル★
喧嘩・・・と思われた日の次の日[奏与SIDE]
「・・・つまり、憂に嘘をつけってんだな?」
「あぁ。でもこれで憂の気持ちがはっきりする」
今日は休みの日
本当は憂の家に遊びにいきたいけれど、女の子の家に今さら入っていくのが億劫だったのと、この間抜け面野郎(※抬我です)がある提案をしてきたから今日はこいつのために時間を潰す
「俺は嫌だ。気持ちなんて言われなくても知っているし、嘘なんてつきたくない」
「気持ち?」
「あぁ」
俺は頷く
「幼馴染みの俺の方を憂は絶対愛する」
「んなっ!?」
俺は自信がある
昔から憂を愛してた俺と、こいつだったら俺を選ぶと・・・
「てことで、お前帰れ」
「はぁ!?俺来た意味なんなの?プラン立てたのに!」
「いいから帰れ」
俺は有無を言わさず無理矢理家の外へ追い出した
「ちくしょー!!覚えてろよ!」
あいつは外で捨て台詞を吐きながら帰った
と、思われる
(家の周りでストーカーされたらヤだな)