色恋 〜Colorful Loves〜
「長谷川くん」
他のお客さんに聞こえないようにひっそりと呼びかけると、長谷川くんはぱっと振り向いた。
「あ、こんにちは!
どうかされました?」
「仕事中にごめんね。
あの、袋が………」
「あっ、すみません!
すぐに持ってきますね」
長谷川くんは申し訳なさそうに言って、すぐに新しいロールを持って来てくれた。
「いつもありがとう、長谷川くん」
「いえ、そんな。
こちらこそいつもすみません、えーと………」
長谷川くんはしばらく口をぱくぱくさせてから、
「………すみません、お客さまのお名前、うかがっても大丈夫ですか?」
と、唐突に言った。
他のお客さんに聞こえないようにひっそりと呼びかけると、長谷川くんはぱっと振り向いた。
「あ、こんにちは!
どうかされました?」
「仕事中にごめんね。
あの、袋が………」
「あっ、すみません!
すぐに持ってきますね」
長谷川くんは申し訳なさそうに言って、すぐに新しいロールを持って来てくれた。
「いつもありがとう、長谷川くん」
「いえ、そんな。
こちらこそいつもすみません、えーと………」
長谷川くんはしばらく口をぱくぱくさせてから、
「………すみません、お客さまのお名前、うかがっても大丈夫ですか?」
と、唐突に言った。