オオカミくんと秘密のキス
「行くぞ」
「うん」
私と尾神くんはカフェ出て、春子が喜びそうな雑貨屋を探す。
「あ、ここいいかも♪見てもいい?」
「ああ」
女の子らしくてかわいい雑貨が揃っていそうな店を見つけ、尾神くんと店内へ入るとすぐに気になる商品が目に止まり手に取ってみる。
「これかわいい~春子が好きそう」
「芳香剤?」
私が手に取って見てるものを、尾神くんが後ろから覗き込んで見てくる。
「そうそう!リードディフューザーってやつだよ」
「リード…何?」
「リードディフューザー!」
瓶の中にアロマの液を入れて、そこにスティックの棒を刺す芳香剤。
そのリードディフューザーはスティックの先にポピーのような花がついていて、瓶に可愛らしいラベルが貼られている。それに包装されている箱も、花やリボンがついていて女の子らしいデザイン。
「決めた!これにしよ♪」
「そんなに早く決めていいのか?もっと色々見れば?」
「いいのいいの。直感で決めるのが一番だよ!ちょっと買ってくるから待っててね」
「ん…」
私は小走りでレジに行きリードディフューザーを購入。
「お包み致しますので店内をご覧になってお待ちください」
「お願いします」
ラッピング待ちの札を渡されクルッと後ろを振り返ると、尾神くんが私の後ろでポケットに手を入れて待っていた。
「今ラッピングしてもらってる」
「みたいだな」
尾神くんと普通に会話しながらも、ハッと今の状況に気付いてドキドキしてしまった。
普通に尾神くんと買い物してるよ私…しかも、なんか今の会話自然だったし…
周りから見たら、私達ってもしかしてカップルに見えたりするのかな?そう考えると一気に緊張してきたよ…
「お前って…メガネとかかけねえの?」
「メガネ…?」
レジの近くにあったサングラスやだてメガネが売られているコーナーを見つけ、尾神くんは適当なメガネを手に取っている。
「私視力いいから眼鏡はかけないよ」
「そうじゃなくてファッションでってこと。例えばこれとか」
フレームが大きめの伊達メガネを、私に無理矢理かけさせる尾神くん。
「似合わねえな」
「これアラレメガネでしょ?私絶対に似合わない」
鏡見なくてもわかる。春子とかは似合うけど、私みたいな顔には似合うはずない。
私はメガネを外して元の場所に戻した。
「お前はどっちかっていうと…こっちだな」
「えっ…」
次に尾神くんが私にかけたメガネは、フレームが狭いタイプのインテリ風のメガネ。
「やっぱりこっちの方が似合う」
「そう?」
「いいねエロいね。写メ撮っていい?」
「バ、バカっ」
すぐにメガネを外し元に戻そうとすると、尾神くんがそのメガネを奪う。
「俺もこっち派だけど」
尾神くんがそのインテリメガネをかけ、私にぐっと顔を近づけた。
に、似合い過ぎっ
めちゃめちゃかっこいい…
「何か言えよ。似合い過ぎてて見とれたか?」
「うん…」
あ゛!
思わず本当のこと言っちゃった!
「…あっさり認めんな。会話止んだろ…やりにくいな」
「ご、ごめん」
だって本当に似合ってたから…つい…
尾神くんて性格は置いておくとして、顔はすごいかっこいいからそこは自然に否定出来なかったんだよね。
「うん」
私と尾神くんはカフェ出て、春子が喜びそうな雑貨屋を探す。
「あ、ここいいかも♪見てもいい?」
「ああ」
女の子らしくてかわいい雑貨が揃っていそうな店を見つけ、尾神くんと店内へ入るとすぐに気になる商品が目に止まり手に取ってみる。
「これかわいい~春子が好きそう」
「芳香剤?」
私が手に取って見てるものを、尾神くんが後ろから覗き込んで見てくる。
「そうそう!リードディフューザーってやつだよ」
「リード…何?」
「リードディフューザー!」
瓶の中にアロマの液を入れて、そこにスティックの棒を刺す芳香剤。
そのリードディフューザーはスティックの先にポピーのような花がついていて、瓶に可愛らしいラベルが貼られている。それに包装されている箱も、花やリボンがついていて女の子らしいデザイン。
「決めた!これにしよ♪」
「そんなに早く決めていいのか?もっと色々見れば?」
「いいのいいの。直感で決めるのが一番だよ!ちょっと買ってくるから待っててね」
「ん…」
私は小走りでレジに行きリードディフューザーを購入。
「お包み致しますので店内をご覧になってお待ちください」
「お願いします」
ラッピング待ちの札を渡されクルッと後ろを振り返ると、尾神くんが私の後ろでポケットに手を入れて待っていた。
「今ラッピングしてもらってる」
「みたいだな」
尾神くんと普通に会話しながらも、ハッと今の状況に気付いてドキドキしてしまった。
普通に尾神くんと買い物してるよ私…しかも、なんか今の会話自然だったし…
周りから見たら、私達ってもしかしてカップルに見えたりするのかな?そう考えると一気に緊張してきたよ…
「お前って…メガネとかかけねえの?」
「メガネ…?」
レジの近くにあったサングラスやだてメガネが売られているコーナーを見つけ、尾神くんは適当なメガネを手に取っている。
「私視力いいから眼鏡はかけないよ」
「そうじゃなくてファッションでってこと。例えばこれとか」
フレームが大きめの伊達メガネを、私に無理矢理かけさせる尾神くん。
「似合わねえな」
「これアラレメガネでしょ?私絶対に似合わない」
鏡見なくてもわかる。春子とかは似合うけど、私みたいな顔には似合うはずない。
私はメガネを外して元の場所に戻した。
「お前はどっちかっていうと…こっちだな」
「えっ…」
次に尾神くんが私にかけたメガネは、フレームが狭いタイプのインテリ風のメガネ。
「やっぱりこっちの方が似合う」
「そう?」
「いいねエロいね。写メ撮っていい?」
「バ、バカっ」
すぐにメガネを外し元に戻そうとすると、尾神くんがそのメガネを奪う。
「俺もこっち派だけど」
尾神くんがそのインテリメガネをかけ、私にぐっと顔を近づけた。
に、似合い過ぎっ
めちゃめちゃかっこいい…
「何か言えよ。似合い過ぎてて見とれたか?」
「うん…」
あ゛!
思わず本当のこと言っちゃった!
「…あっさり認めんな。会話止んだろ…やりにくいな」
「ご、ごめん」
だって本当に似合ってたから…つい…
尾神くんて性格は置いておくとして、顔はすごいかっこいいからそこは自然に否定出来なかったんだよね。