可愛い系男子と部活恋愛します???
そこには....
柚紀先輩と笹倉先輩がキスをしていた....。
それに、笹倉先輩は私の顔を見てニヤリッと笑っていた。
それも勝ち誇ったように....。
『う....そ....。』
私は後ずさり、部屋に戻ろうとしたら近くのモノに当たり音を立ててしまった。
それの音にやっと気づいたのか柚紀先輩が振り返り....
柚紀「あっ....彩弓ちゃん....」
その声を聞くと私は部屋に急いで戻りカバンなどを持って下へ降り、柚紀先輩と笹倉先輩の間を通って先輩の家から出て全速力で走った。
家から出るとき柚紀先輩が何か言っていたけど私は先輩の声に耳を傾ける余裕もなくそのまま走り続けた。
私の目からは止まることなく涙が流れた。
(あの二人、付き合ってたなんて....
付き合ってるならなんで私なんかを家に招き入れたりするのよ....
もう....
この気持ち消したい....
苦しいよ!)
周りのことなんて見えず走り続けた。