タイムリミット。
気持ち
みんなで話したりしながら
適当に時間を潰していると
健太が
「酒飲みたい~。みんな飲も~」
その一言でみんなも乗り気になって
近くの自動販売機で買ってきてくれた
私は正直飲む気には
なれなかった
初対面の、しかも男の子の前でなんて
もし酔ってしまったらと考えると
1缶だけ飲んだ。
ーしばらくして、
みんな酔いが回ってきたのか
次々とベンチに横になり始めた
ここは外。
しかも2月と言う寒い時期に
みんなおかまいなしだ。
残ったのは一希君と私だけ。
無言が続いた
「みんな寝てもーたし散歩でもいく?」
そう言って口を開いたのは一希君
「そーですね」
素っ気ない返事をする
でも心の中では心臓が破裂しそうなくらい
ドキドキして平然を装うのが
精一杯だった。