<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下
紀「挨拶だと?あんな挑戦状をたたきつけといてか?」
悠「あぁ。あれはただの暇潰し。後でやろうかと思ったけど、紀優とあいつらが幸せそうに話しているのを見て予定変更。てなわけで今に至る」
紀「・・さっきのを聞いていたのか?」
さっきとは、私が水無月と電話が終わってからのカナたちとの会話の事。
悠「そうだよ。ほんっと、紀優が幸せそうにしてるのまじイラつくんだよね。俺にあんなこと言っといて。」
紀「っ・・・」
悠「前にも言ったよね?紀優は幸せになる人間じゃないって。・・約束・・したよな?何やぶっちゃってんの?」
紀「・・・」
悠「この前のヤツ、結構殺し応えがあったよ。でも、人間、銃で心臓射抜くと誰でも数分で死ぬから楽しいよね。バーンっとね。」
私の心臓めがけて銃のマネをする悠。
悠「・・また、・・楽しませてよ?紀優が幸せになった分、俺がそれを奪ってやる。・・そしてまた闇に落ちた顔見たいなぁ・・」
和「紀優、真に受けるな・・」
紀「和・・・」