それはまるで魔法のようで




と、思いつつも結局は送ってもらうことになるんだけど。



外は真っ暗で、定間隔で並んでいる街灯と家の電灯だけが光を発していた。



隣にはとてもとても大きな泰千。



さりげなく道路側を歩いて歩調を私に合わせてくれる。



…なんでこんなにいいやつなのかな…



心底嫌味なやつなら嫌いになれるのに。



…て、私は元から嫌いだっての!!
って自分に言い聞かせた。




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