気まぐれ男子とその彼女。
気まぐれ男子と旅行。~バイト編~
「今日からバイトとして働くことになりました!拙い面もあるかと思いますが、よろしくお願いしますっ」
「新入りが女の子とは…。菱、お前の彼女だろう」
「よく分かりましたね、谷津先輩」
「いや、お前にそっくりだと思ってな」
「はぁ…?えーと、橋ちゃんは別に死んだ魚ような目をしていないと思…」
「そこじゃない」
─あれから親にバイトの了承をもらい、そして菱くんの親(オーナー)にも了解を得て、晴れて菱くん家のお店で働かせてもらうことになりました!
今日がバイト初日ということもあり、他のメンバーさんに挨拶をさせてもらうことになったのですが…。
「ああ、ごめんね。申し遅れちゃった」
この目の前の爽やか青年は誰なのでしょうか?
「俺は菱の高校の先輩で谷津っていうんだ。ここで働かせてもらってるよ。よろしくね」
な、なんと…!!菱くんの学校の先輩!!
「は、初めまして!こちらこそお願いします!」
「うん、よろしくね。…しかし、菱に彼女が出来てたことには心底驚いたけれど…君なら頷けるよ」
「…?えーと、私死んだ魚のような目をし…」
「そこじゃない。…まあ、その思考は似てるが」
「ちょっと。俺のキラキラした少年のような瞳の話はもういいでしょ。さっさと仕事して帰ろうよ」
「そうか。では少年、皿洗いを頼む」
「了解」
なんか…
上手くやっていけそう!←