気まぐれ男子とその彼女。
気まぐれ男子とバレンタイン。
~気まぐれ男子とバレンタイン。~
「何作ろうかな~」
ところ変わって自宅のキッチンです。
今は数日後に控えたバレンタインに向け、たくさんのレシピ本を端からひっくり返しています。
「ブラウニーもいいけど、やっぱ王道のトリュフも捨てがたいっ!」
あれこれ迷った結果…。
「…なに…これ……」
「バレンタインだよ~!ささっ、お好きなものからどうぞ~」
「お好きなものからって…一体いくつ作ったの?」
「え?えーと…全部で11種類くらいかな!」
そう!全部作ってきました。
「大丈夫!余ったのは家で全部片づけるから…」
─ギュウッ。
「菱くん?もしかして他のが良かっ「俺が全部食べる」
「……ふふっ、そっか!どうぞ、召し上がれっ」
「俺だけだからね食べて良いの。わかった?」
「了解です」
補足、菱くんは意外とやきもちやき…?