【いつきの小説講座】
続き。
【6】設定の追加は必要か
人物……副主人公・脇役
場所……背景となる土地ではなく、実際に舞台となる具体的な場所(ロケーション)。例えば、海岸、学校、コンサートホールなど。
【7】取材は必要か
現実(歴史も含む)をモデルにして取り込もうとするとき、必ず裏づけとなる取材や文献(ぶんけん)検索をおこなうこと。
勝手な想像でいい加減なこと(でたらめ)を書くとその時点で読者にうそがばれる。
そうならないよう、“大きなうそをつくためには細部に事実を積み上げておかねばならない”。
作者はひとりだが、読者は簡単に万を越えると考えるべきだ。
インターネットや携帯などのホームページから発信すればその潜在的な読者数は億を超える。
これは実際にそれだけの人が読んでいるかどうかではなくてその可能性があるということだ。
だからどこで“その道のプロ”が読んでいるかわからない。
うそやでたらめ、つまり作者の手抜きは簡単にばれるということだな。
長くなったけれども、以上がイベントを設置する上で押えておいて欲しいことだ。
初めは窮屈に思うだろうが、これも慣れれば当たり前のことになってくるので是非とも実践してみてくれ。
何せこのイベントの良し悪しで物語の面白さが決まってしまうといっても過言ではない。
だからよくよく注意して考えて欲しいんだ。