【いつきの小説講座】
描写については後にまた詳しく書いていきますが、とにもかくにも書くことでその力は増していきます。

自分の中にある情景や感情を知りうるかぎりの言葉でもってしてまるで一つの織物を作っていくかのように繊細に、ときに大胆に、されど緻密に駆使していくことこそが小説の醍醐味であり、作家の力が問われる一つの要素でもあります。

それをおざなりにしていては自身の特色を出すことはとても難しい。

「でもまぁ趣味だから」

のひと言で片付けてしまうことはとても簡単。

確かにその通りだとは思いますし、お金を払って読んでもらっているわけでもないですから自由奔放気ままに書くというのもけして間違いではないですし悪いことではなんらありません。

けれど。

やっぱりたくさんの人に認めてもらいたいじゃぁありませんか。

私なんてそりゃぁもうたっくさんの人に読んで欲しいですし「お~、いつきってやつぁいい小説書くじゃぁねぇか!」なんていうことをいってもらいたいわけですよ。

ではそうなるにはどうするか。


“読者に文句をいわせない”


と、まぁ、そういうことなのです。

描写というものがどうすればいいのかということであれば、後に私の持っている技術を、知識を、正直企業秘密的なこともお教えします。

わからないのは当たり前。

誰しも初めはちんぷんかんぷん。

普段目にしていても気付かないことはたっくさんあります。

けれど、それも知ろうとしなければ今のまま。

自分のイメージ通りの小説を書きたいと望むのであれば、自身の力を伸ばすことを決して忘れないようにしましょう。

すべては、そこから始まるのです。
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