【いつきの小説講座】
◇1人称的な2、3人称
ここまでで挙げた人称形式が基本となります。
さて、このことを覚えておくと、小説を読んでいると
「あれ? これ3人称だよな?」
とか
「ん? これ1人称なんだ……」
と感じることが出てくると思います。
これが、
『1人称的2、3人称』
なのです。
1、3人称というのは3人称調で書かれているにもかかわらずほぼひとりの視点(主人公)からしか描かれない作品。
実はこれは1人称ばかりを書いているとよく起こる現象です。
つまり、ひとりの視点からの物語しか書けなくなってしまって変わっているのは地の文の言い回し(言葉使い)だけ。
これでならいっそ1人称で書いた方がより親しみを持ってもらえますよね。
ですので、3人称で書くときは1人称のときとは反対に、1人の視点にしばられないようにしましょう。
次に1、2人称というのは一見すると複数の人間を入れ代わり立ち代りで主人公にすえた1人称の作品。
けれどよ~く読んで見ると、その彼らの視線を通して描かれたある1人の人物の物語、という作品のことをいいます。
これは誰かひとりだけの視点ではないので各々の視点によってその対象となる人物の印象が変わる可能性があります。
そのため自分の中にしっかりとした設定がないと最終的にその人物がどんな人物なのかがわからなくなってしまうので、やっぱりなかなか難しい形式だといえますね。
ここまでで挙げた人称形式が基本となります。
さて、このことを覚えておくと、小説を読んでいると
「あれ? これ3人称だよな?」
とか
「ん? これ1人称なんだ……」
と感じることが出てくると思います。
これが、
『1人称的2、3人称』
なのです。
1、3人称というのは3人称調で書かれているにもかかわらずほぼひとりの視点(主人公)からしか描かれない作品。
実はこれは1人称ばかりを書いているとよく起こる現象です。
つまり、ひとりの視点からの物語しか書けなくなってしまって変わっているのは地の文の言い回し(言葉使い)だけ。
これでならいっそ1人称で書いた方がより親しみを持ってもらえますよね。
ですので、3人称で書くときは1人称のときとは反対に、1人の視点にしばられないようにしましょう。
次に1、2人称というのは一見すると複数の人間を入れ代わり立ち代りで主人公にすえた1人称の作品。
けれどよ~く読んで見ると、その彼らの視線を通して描かれたある1人の人物の物語、という作品のことをいいます。
これは誰かひとりだけの視点ではないので各々の視点によってその対象となる人物の印象が変わる可能性があります。
そのため自分の中にしっかりとした設定がないと最終的にその人物がどんな人物なのかがわからなくなってしまうので、やっぱりなかなか難しい形式だといえますね。