感想ノート
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珀 澪 2010/05/15 16:17
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>イチカ♀さん
はぁうあ!?
いやぁ男性視点は携帯小説だと人気薄かなぁと思って最近はあまり書かずにいたので嬉しいです(^-^)
うふふ~。
公開はまだ先ですがまた短編で男性視点の1人称書いてますので楽しみにしていただければ幸いです。
これからも共にがんばっていきましょ~♪和宮 樹 2010/04/06 10:49
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こんばんは!
ありがとうございました(。・ω・。)
精進、ですね♪
でも、話の長さに関わらず和宮さんの文章はとっても心地よい厚みでございます。
特に男性視点が好みなのです。切なめなものは、私は毎度「はぅああっ!?」と、やられております故。
あら、脱線(笑)
とにかく、私も適度に頑張ります。
ではでは☆卯月もなか 2010/03/31 22:27
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>イチカ♀さん
確かに1人称の方が表現できる幅が狭いという面はあります。
けれど、だからこそ逆に読者がより集中して主人公に感情移入しやすいというメリットもあります。
その辺りはやはり一長一短。
その作品を形作る上でどちらがよりベターなのか。
まずはそれが大切かもしれませんね。
それと、1人称は相手の気持ちがわからないからこそハラハラドキドキ出来るという面もあります。
現実では相手の気持ちを知ることなんて出来ませんからね。
それをどうやって気付き、知っていくか。
そこに1人称の醍醐味があるのではないでしょうか。
初めはわからなかったことが、物語が進む中でわかってくる。
それは主人公の成長の証。
予断ですが、1人称の描写もまた、最初と最後で感じ方、見え方が変わることで映る景色、言葉が変わってくることでしょうし、そうなると面白いですよね。
はい。
またいつでもいらして下さいませ(^-^)
私もがんばらなくっちゃ!和宮 樹 2010/03/30 18:16
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こんにちは(*^-^*)
感情のフィルター!?
ですか。
うん、なるほど実際にポイントを抑えて例を上げてもらえると分かりやすい♪
しかし、感情のフィルターとは言い得て妙。
確かに三人称になると、写実的な感覚と感情のベール要素を優先させるかの比重選択の余地が生まれますものね。
その点では、一人称は三人称よりも読者へ伝える表現の幅が偏るから視点切り替えはどうしても必要になるのかもしれませんね。
むむむ、難しい。
でもでも、和宮さん!ありがとうございます。勉強になりました。
私には分量の推し量りはまだまだ、勉強の必要がありそうですが。
すっきりしました!
ありがとうございます。
これからもこそこそとお邪魔して、応援させていただきます。卯月もなか 2010/03/27 11:08
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いかがでしょう?
少し遠まわしな説明になりますが、私がこの2つの人称の例文で伝えたかったのは先にもお話した“写実的な感覚”。
これは事細かに、という意味とは少し違って、人物の目に見えていない部分の描写や、実際には感じているはずの感覚の部分。
例えば
◆
けれどその日だけはどうしてか室内は薄暗く。
しかし今、窓から差し込む陽射しが彼女を、そっと包み込んでいた。
◆
この部分。
これ、1人称でも描写できる範囲内の描写です。
でも、あえて1人称では書きませんでした。
それはあくまでこの部分は彼女の状況を象徴しているシーンに過ぎないから。
なんとなく落ち込んでいるということを表現しているんですよね。
ちょっと回りくどいでしょうか。
ではこう例えてみましょう。
1人称で映される場面は人の視界、視線。
そこにはすでに感情のフィルターがかかっています。
落ち込んでいるときにはなんとなく景色は暗く、逆もあります。
そんなときに実際の「写真に写された情景」を描写すると違和感がでますよね。
目に映っているはずのもの、肌で感じているはずのものを書くか、書かないか。
1人称の場合は3人称に比べて特にその選択が多いように思います。
“写実的な感覚”を優先させるのか?
それとも感情のフィルターを通した感覚を優先させるのか?
はたまた場の雰囲気を利用してあえて省くのか?
この辺りを考えるとある程度はその場面場面の描写の程度が測れるのではないかと思います。
って、なんだか小難しい話になってしまいましたね;
まぁ、でも、1番は自分が読んで気持ちいい分量を探ることだと思います。
そういうところがそれぞれの作家の個性にもなりますから。和宮 樹 2010/03/26 01:24
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◆3人称の場合
淹れたての珈琲の熱さに気をつけながらカップに口を近づける少女。
身構えるようにして少し肩をすくめて、おずおずとそれを湯気と共に口にする。
にもかかわらず、
「あひゅい……」
じん、と痛む舌先。
顔をしかめつつカップをテーブルに置き、代わりに化粧ポーチから手鏡を出す。
「あ~あ」
映した舌先はやけどとまではいかなかったけれど、赤くなっていた。
ふっ、と息を吹きかけて珈琲を冷ましてみるものの、それはため息で。
砂糖をいくら溶かしてみたところでそれは意味はなく。
むしろそのため息のせいでほろ苦さだけが増していく。
おもむろに、視線を窓の外に向ける少女。
けっして部屋の日当たりは悪いわけではなかった。
けれどその日だけはどうしてか室内は薄暗く。
しかし今、窓から差し込む陽射しが彼女を、そっと包み込んでいた。
それは青い青い空が、小さな窓から差し伸べたメッセージ。
「……うん」
少女は少し、ほんの少しだけ口の端を上げた。
そして、まだ熱いままの珈琲をテーブルの上に置き去りにして、外に出た。
淡い、春色のピーコートを手にして。和宮 樹 2010/03/26 01:03
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昼間の続き。
さっそく例文を
◆1人称の場合
淹れたての珈琲の熱さに気をつけながら、カップへ口を近づける。
湖面を漂う湯気と共に滑り込ませたそれは思いのほか熱くって、
「あひゅい……」
じん、と痛む舌先。
カップをテーブルに置いて、代わりに化粧ポーチから手鏡を出して見てみると、
「あ~あ……」
やけどとまではいかないにしろ、赤くなっていた。
ふっ、吹きかけて冷ます息はため息で。
砂糖をいくら溶かしても、きっと冷めるたびにほろ苦さだけが増していくのだろう。
そんな悪循環をどうにかしたくって、わたしは窓の外に視線を向けた。
そこには、青い空。
窮屈そうな、窓枠内に押し込められた、空。
「……うん」
まだ熱いままの珈琲はテーブルの上にひとまず置き去りにして。
わたしは、少し明るい色のピーコートを手にして外に出た。
◆
これを3人称で表現してみます。和宮 樹 2010/03/26 00:43
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>イチカ♀さん
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
ご無沙汰しております。
いや、先生だなんて恐れ多い;
そうですねぇ、1人称の描写の程度ですか……。
確かに気にし過ぎ、といってしまうと身もふたもないのでいくつか。
実際に私は1人称と3人称で若干描写の質を変えています。
それは質を落とすとかそういうことではなくて“写実的な感覚”の比重をどの程度与えるかということ。
例えば、珈琲を口にするシーンがあるとします。
1人称であれば人物を中心に描写し、3人称であれば空間全体をとらえて描写する。
例文をあげます……といいたいところですが、ちょっと時間が足りないので今晩あたりにもう一度書きますね。
しばしお時間を……。和宮 樹 2010/03/25 14:21
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>Hikαriさん
いらっしゃいませ~。
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません;
本書がお役に立てたならば幸いです(^-^)
これら以外にも何か質問等ありましたらいつでもおっしゃって下さいね。
それから誤字のご報告ありがとうございます。
さっそく修正いたしました。
これからもお互いに執筆頑張りましょう~。和宮 樹 2010/03/25 14:11
困難と個性
なるほど章毎かぁ!
と、ありがたく拝読させていただきました。
キャラクターの設定や視点のお話しなど、とても解り易かったです。
思い付きだけで書き始めた12万文字目標の小説が、いつも1万文字辺りで暗礁に乗り上げてしまう理由がなんとなく解りました。
急がば回れ。
キャラクターの個性をボチボチと設定していきながら、ショートショートや樹様推薦の語彙力upをやってみます。
貴重な講義をありがとうございました。