感想ノート
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和宮 樹 2009/07/28 12:41
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つづき
校正も、終わりなき旅なんですけど…。
いつになったら納得できるようになるんでしょう??
書き終えて見直しして、その時の精一杯の力を尽くした状態で公開しているはずなのに、読み返す度に書き直したくなってしまう。
それで、私はなんでこんなんで公開したんだろう?と自信喪失。
全部の作品がそうなんです。読み返せば頭が痛くなるばかりで(*_*)…って、こんな事言っていたらファンでいて下さってる方に申し訳ないですよね。
申し訳ないからこそ、ちゃんと自信を持って公開したいのに…。
考えれば考えるほど、悩めば悩むほど深みにはまりますね。
それでもやっぱり負けたくないです〜。《小説》に^_^;やりだしたからにはとことんやりたいタチなもので、これは本業無視して、学校行きたいなって思うくらいなんです。
基礎からしっかり学びたい。
樹センセにはいつも教わってばかりで、授業料払わなくては(>_<)
お忙しい中、本当にいつもありがとうございますm(__)m
これから、もう1度読み直し、色に合った描写を考えてみます!
あ、手首、大丈夫ですか?また悪化してはいけないと、お邪魔するのをひかえてたんですが、やっぱり来てしまいました(*_*)こんな生徒をお許し下さい(>_<)香風 りり 2009/07/27 19:14
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お忙しい中、ご回答、本当に本当にありがとうございます(>_<)
何度も何度も読み返しました!頭に叩き込むように(^^)
そして、この内容をこんなにわかりやすく説明できてしまう樹センセに、また尊敬してしまう私でした。
作品の色によって描写量が変わってくるんですね。本当に、例題を見たら、同じ内容でも書き方によってこんなに印象が変わるんだと、ビックリ。
3行以内も、その通りですよね。長くなると、小さい画面から写し出される文字に圧倒されてしまう。
でも、状況に合わせて切ったり増やしたり…頭で理解できても私の手は果たしてうまく動いてくれるのか…?
自分の小説の色を探すのも、簡単なようでいて、難しい。それは多分雰囲気をまるで考えずに書いてしまったせいですね。
となると、出だしからやり直し…(*_*)
小説って、かなり安易に考えていましたが、深いんですね。
最初の一文字を書き出すのが始まりと考えてましたが、実際、内容や構成、テーマに雰囲気、人物像を考えるのに相当な時間を必要とするんですね。
さらに書き終わりが最後じゃなくて、校正が必要で…。
つづく香風 りり 2009/07/27 18:53
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つづき
それからこれは私見ですが。
携帯小説で広く『読みやすい』とされる描写の量の目安として、私は大体1文につき、携帯画面で『3行前後』がベターだと考えています。
これはおおよそ携帯で表示される1画面での行数が15行前後ですので、4行以上となると1文だけで1/3近く画面が文字で埋められてしまうからです。
こうなるとそこだけがやけに重たく見えてしまいます。
これが基本的に3行前後を意識しておくと適度に画面に隙間が生まれ、比較的快適に読めます。
また、こうしておくことで『あえて長い文を使う』という技も活きてきます。
それから、どうしても描写が長くなってしまうなら『小分けにする』という方法もあります。
簡単にいうと、
◆
彼は息を切らせながら必死になって走る。
◆
を
◆
彼は走る。
息を切らし、必死に。
◆
といった具合に。
この方法を知っておくと適度にリズムが作れます。
さらに、キャラの歩く(走る)スピードによっても描写の量を変えます。
実際に視界に入る風景の情報って、その場にじっとして見つめるときの『動かない風景』と乗り物で移動しているときの『流れていく風景』とでは違ってきますよね。
よほど動体視力が良ければ別ですが(笑)
じっくりと眺めているときには描写もじっくりと細かく。
軽快に流れる風景なら描写はポイントだけを押さえたものにする。
こうすることで読んだときにイメージされる風景の映像の速さを調整することが出来ます。
いかがでしょうか?
1番は『その作品にあった描写の量』を自分なりに探ること。
そして後はどんな情景の流れ方をしているかを考えてみるようにしてみて下さい。
そうそう。
実体験云々については……どれだけ嘘を本物っぽく表現できるかがミソですから、別に実際に体験することは必ずしも必要というわけではありませんよ。
私にしたっていかにも美味しそうに食べ物書いてますけど、8割くらいイメージだけで書いてますから(笑)
強いていうなら、普段から何事も良く見て、良くイメージすることを心がけるようにするといいですよ。和宮 樹 2009/07/27 16:23
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>りり☆さん
『描写』
それは作家の前に幾度となく立ちはだかる壁。
一度乗り越えたと思ってもまた新たな壁が生まれるという果てなきもの……。
私自身、日々試行錯誤です(苦笑)
まぁそういって返答をしないというのもあれなので。
まずですね、描写の程度について。
これは第一に『作品の色(雰囲気)』に大きく左右されます。
例えば小津さんの作品の場合、正統派ファンタジーで、しかも作り込みかたが非常に緻密で深い。
だからこそあの描写の量であっても効果的に働きます。
むしろ『ジェフティ 約束』ではあのくらいが丁度良いのです。
逆に私の、例えば『clover's~』の場合は描写+リズムを意識しています。
例文を挙げましょう。
主人公が走っているシーンがあるとします。
重厚な雰囲気を持った作品であれば、
◆
男は昨夜の雨でぬかるんだ地面に足を取られてしまわぬようしっかりと親指の付け根に力を込めながら、走った。
一歩足を前に出す度に草が踏みしだかれて青臭い匂いが男の身体にまとわりつく。
額から溢れ出る汗はそこに溜まる前に頬を伝い、顎に滑り、地面に落ちることなく風を切る男の身体にぶつかり衣服へと染み込んでいった。
◆
と、このような感じになるでしょう。
これが少しライトな物語の場合、
◆
彼は走った。
昨日の雨のせいでぬかるんだ地面につまずきそうになりながらも、必死に。
吸い込む空気には青草の香り。
額に滲んだ汗は一歩踏み出す度に彼の頬、あごを伝っていき、そしてそれは地面につく前に服に当たり染み込んでいった。
◆
となるでしょうか。
こうやってまずは物語そのものの進行スピードがどっしりとしたものなのか、軽やかなのかを考えてみるのが最初の作業ですね。
つづく和宮 樹 2009/07/27 15:53
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お邪魔します。
ただ今、『描写』という迷路にハマってます(*_*)
樹センセのお勧めの、小津サンの作品を読んでる最中なんですけど、衝撃を受けまして。
樹センセの作品は、この場で求められる範囲内で、読みやすく、それでいて自然に描写をされていて、楽しみながら味わえるんですが
小津サンの作品って、描写の宝庫ですね。ケータイ小説の持ち味の手軽さ読みやすさから言うと…ランクインには難しい感じはしますが、文字を読みながら頭の中で映像化されちゃうんです(*_*)実話ですか??と聞きたいぐらい。素晴らしい…。
私のスッカスカ文章にへこみまくりです〜。
それで、描写…って考え出したら止まらなくなり、もう1度講座の方を読ませていただきました。
でも、どんな珈琲か、どんな空か、考えて書き出せばどんどん話から反れて変な方向に行きすぎてしまう…。さらにリアルに読者に伝えたいならば、やっぱり実際に体感した上で言葉にしないとうまく伝えられないんじゃないかと思うと、書いたもの全部やってみたら何年かかるんですか〜(*_*)って感じです。
でも描写が強く求められる世界じゃないのは、前回の受賞作からもなんとなく感じ、そしたら私は何を目標に何に向かっているのかなと…迷路です。
樹センセは、描写をどの程度付け足すのか・どこを無駄として省くのか、基準とかあるんですか?
どうしたら自然でリアルで、しつこすぎずに伝えられるんでしょう?(>_<)
バカですみません〜(>Д<)香風 りり 2009/07/27 12:24
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>吉永華織さん
いらっしゃいませ~(^-^)
句読点に関しては本当に悩ましいですよね(苦笑)
PCで書いた場合、往々にして500字以上になるものですから、いざ携帯で修正しようとすると後半がバッサリ切られて表示されないという;
漢字については、そうですねぇ。
やはり新聞、もしくは書籍、とりわけ文芸小説を読んで参考になさるのが1番ですね。
他にも漢字の例では、“唯(ただ)”は開くけれど“唯一”は漢字にしたり“出来る”は開くけれど“出来事”は漢字、というように色々と複雑な場合もあります。
ただし、最終的には作者のスタイルに帰属していくものではありますけど、ね。
とはいえ『出版界において何がスタンダードであるか』は調べてみるに越したことはありません(^-^)
ぜひ頑張って下さいませ~♪和宮 樹 2009/07/20 13:35
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こんばんは♪
途中まで読みました☆
パソコンで打って携帯で読むと、
↑このようになる。
めちゃ覚えあります。
私も修正の際直していますが、そうするとどうしても句読点を削ったり足したりしてしまいます。
リズムは割と気をつけているつもりなのですが、難しいですよね。
あと、漢字のリズム。
私は漢字が大好きなので、いつきさんの例文も全部読めてしまいました↓
どれが読みづらいのかわからない…(自慢に聞こえるかもですが自慢じゃないですよ!)
描写の章は本当、参考になりました。
最後まで読んで、これからの実力向上に役立てたいと思っています。
すばらしい作品、ありがとうございました。Kaori.Y 2009/07/19 01:15
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自分のコメント読み返して、なんだか自分の自慢してるように見えたので付け加え(苦笑)
あれだけ書けているというのはりり☆さんの物語の長さ、量という意味です(^-^)和宮 樹 2009/07/01 10:14
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>りり☆さん
いらっしゃいませ~(^-^)
いや、あれだけ書けているのは物凄い才能のひとつだと思いますよ~。
『。』については“原則”ですので必ずしも間違いとは言い切れないんですけどね。
ただ“」”は文章の締めですので“。”と役割が重複してしまいます。
なので厳密にいえば不要といえるわけです。
私が色々知っているのは一応、しぱらく学んでいた時期があったためなのですよ~(^-^)
それをせっかくなので皆さんと共有できたらな、と。
とはいえ情けないことにプロというわけではありませんからね(苦笑)
あくまでも参考程度に考えていただければなと思います。
これからもお互いに頑張りましょ~♪和宮 樹 2009/07/01 07:33
>りり☆さん
校正の終わりって、確かになかなか決めにくいですね。
以前書いた作品を時間を置いて読み返すと改善点が色々とみつかってしまう。
どうして自分はあれでいいなんて思ったんだろう。
どうして自分はすんなりと完成形を書けないんだろう。
そんな気持ちに苛まれる。
でも。
少し見方を変えてみて下さい。
それはきっと、りり☆さんが“成長した証”なのではないでしょうか?
それって、とても素晴らしいこと。
確かな実力が着々とついてきているということ。
胸を張りましょう。
作家だけに限りませんが、人は満足した時点で成長を止めてしまいます。
その葛藤が、更なる高みへと昇っていく切符なのだと。
授業料なんて、素敵な作品を書いて下さればそれだけで私は十分。
だって、素敵な感動にまた出逢えるということなのですから(^-^)
お互いに頑張りましょうね。
あ、手のことご心配下さりありがとうございます。
おかげさまで今は好調ですよ~♪