生徒会長は爽やか『紳士』を望む
ある1日
はじまりはじまり〜
桜の木が立ち並ぶ小道を走る女の子がいた
それはそれはとても可憐で…
なんてことは現実にあるわけ無いのである
現実は髪の毛ボサボサで制服のボタンをかけ間違えているとてもじゃないけど可憐には見えない女の子が全力疾走している図だ
これがケータイ小説などではとてつもない美少女が王子様みたいなイケメンとぶつかって助けてもらって…(以下略)
ってか前から思ってたけど、現実にそんな優しい男なんて居ないし王子様みたいってなんだよ!!!
なに金髪碧眼な訳?!そんなの日本人にあり得ねーよ!!!
第一日本は王子じゃないからね?!皇子だから!!!!
と、意味のわからないとこを言いだしてやつあたりをし始めた彼女は 黒木優愛
と言う
『はぁ…もうヤダ人生疲れた辞めたい』
あぁ、学校行ったら殺されるよ〜
なぜ彼女がこんなに焦っているかというと、彼女は生徒会書記であり、
今日この桜の舞う季節…4月!!
そう!入学式!!そう今日は入学式の日なのです!!
そしてそんな日に生徒会の仕事が無いはずないのに、
その仕事もすっぽかし挙句の果てに入学式も遅刻しそうな私です
はいそうです。もう私死ぬんです。現実逃避です。
あ、これ終わっちゃうわ