スノードロップの医学書

「それでは、そこに座ってください。スナヲ様。」


「ちょっと、まってって!その大きな注射器で…」(汗);


「大丈夫ですょ。痛くない注射針ですから。」


「それでも、怖い~」(汗);

「それでは、いきますね。」


「ちょっと、ちょっと、腕じゃないの?」


「はい、腕では無理ですので太股にいたします。」


「やっぱり、痛そう。」(汗);


ブスリっ…

ぎゃーぁー





採血が終わると、第一の扉が軋む音をたてながら静かに開いた。




☆☆
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