スノードロップの医学書

遠くの方で人の姿が見えたので…

何かに引き寄せられるようにスナヲは歩いて行く。


あれっ?水の上を歩ける!
いゃ?水の上って言うより、大理石の上を歩るいてるような、ひんやりとした感覚を素足に感じる。


すると、セーラー服姿の少女が流木に腰掛けている。

後ろ姿ではあるが肩が揺れている。どうやら、泣いてるように思えた。


そこへスナヲは近づいて行こうとしたら…


「ダメです。」


急に何処からか声が聞こえてきて、スナヲはびっくりして足を滑らせて頭を打った。

大理石のような湖面に倒れてしまう。
そこから記憶がない。




☆☆
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