.:*・'仮恋〜甘い声で惑わす君〜.:*・'
この状況に渋々頷くしかなかった。
「よし、んじゃ決まりだな。
まぁ、断ってもどのみち力ずくで契約結んでたけどな」
まるで、当たり前だというようにふっと笑う。
ず、ずるすぎるっ・・・!
どうしよう・・明日からいろんな人に睨まれたり、目つけられたりして生活しないとならないの・・・?
考えるだけでゾッとする。
「ん?どうした?そんなに青ざめた顔して」
「青ざめるに決まってるじゃないですか!!明日からみんなに狙われ毎日になるんですから!!」
「あーあ、確かにそうだな。
まぁ、でも俺と樹奈が別れるまでだから」
「それだって、いつだか分からないじゃやいですか!!」
もー、そもそも永沢君の呼び出しに来なきゃよかったんだよね・・・。