蒼色ルーム
制服を着て降りてきた葵。今日は珍しくポニーテールをしている。



「おはよ。あのさ、桃里さん………」

「今、桃里さんの名前出さないで」

「……………」



葵に睨まれる。
なんだよあの2人。まさか、桃里さんが怒ってるのって葵のだったり?



「行くよっ紺。ほら、早くー」

「え?あ…あぁ」



俺は葵と桃里さんを交互に見てから家を出る。

ほんとにあの2人よくケンカするよなぁ。と心の中で思いながら登校する。
< 100 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop