蒼色ルーム
キキー。
と急ブレーキがかかり、言おうとしていたら途中言えなくなった。
そして、かばっていた葵の肩に俺の頭がぶつかった。
「…った」
「ちょ、大丈夫?」
電車の中で色んな人が見てるから早く頭をあげようとしたら葵に頭を抑えられた。
「……っっ」
「ごめんね」
よしよし。と言いながら頭を撫でる葵。
これじゃ、本当に付き合ってるみたいじゃねーかよ。
俺は駅に着くまで心臓がなりっぱなしだった。