蒼色ルーム
「どうして、桃里なの?」
瑠威さんはパソコンから離れて私に近づく。
「えっと…優しいからです」
聞かれる度に赤くなりそう。体が熱ってきてあつい。
「うん。でも、怖いよ」
微笑みながら瑠威さんは言う。
それは…確かにそう。ついこの間もすごく怒られたし。
でも…それは……。
「怖いのはわたし達を思ってのことだから…」
まっすぐ瑠威さんを見て話す。すると、瑠威さんもまっすぐ私を見つめてる。
「うん、そうだね。で…俺は、どうしたらいいのかな」